ナルシストの特徴とは？上手に付き合う方法と改善方法を解説

あなたの周りには、自信過剰なナルシストはいますか？

自分に自信があることは悪いことではありませんよね。

しかし、それが行き過ぎてしまうと、「自信過剰」や「ナルシスト」だと言われ、煙たがられてしまいます。

もしあなたの周りにこのような人がいれば、身勝手な振る舞いや言動にうんざりしていることかと思います。

また、あなた自身が自信過剰になってしまっている場合には、周りに嫌な思いをさせてしまっているかもしれませんので、この記事で自分がナルシストになっていないか確認してください。

ナルシストとは？

ナルシストや自信過剰と聞くと、あなたはどんな人物をイメージしますか？

広辞苑で「ナルシスト」を索引してみると、以下の定義になっています。

自己愛が強く、自分の容姿や心情に陶酔して性的興奮を感ずる人。うぬぼれの強い人。自己陶酔者。ナルシシスト

ナルシスト – 広辞苑無料検索 学研国語大辞典 (sakura-paris.org)

• 自己評価が高すぎるタイプ
• 自分の劣等感を隠している人

自己評価が高すぎるタイプ

こちらのタイプは、あなたの想像通り、自分大好きなポジティブな人のことです。

親から褒められて育ったり、成功体験が多いとこのタイプになります。

自分の劣等感を隠しているタイプ

こちらのタイプは、自分の劣等感を隠すために、「自分は優れている」と思い込んでいる人のことです。

過去にいじめにあったり、強い挫折を味わったりするとこちらのタイプになります。

また、他人や兄弟と比べられ、十分な愛を感じずに育った場合にも、自分を守るために「自分は優れているんだ」と思い込むようになるのです。

ナルシスト診断　あなたは大丈夫？

それでは、ナルシスト診断を開始します。

以下に項目を記載するので、チェックがつく数を覚えておいてくださいね。

それでは始めます。

診断結果

自信過剰・ナルシストな人の思考的特徴とは？

人から頼られるのが大好き

自信過剰な人は、承認欲求や「感謝されたい」という意欲がとても強いです。

そのため、人に頼られることが大好きなんです。

困っている人を助ける分にはまったく問題なく、「いい人」ですよね。

しかし、このような人は「自分だからできるんだ」という気持ちがあるため、自分の優秀さをひけらかしてくるのです。

自分が大好き

自信過剰な人は、男女含め自分のことが大好きであるという特徴があります。

顔や体・能力に自信があるため、自分の素晴らしい部分を他人に知ってほしいと考えています。

しかし、自分が大好きな人が必ずしもイケメン・美人であるというわけではありません。

心理的に自信過剰というフィルターがかかっているため、自分の事を客観体に見ることができていない場合があります。

常に自分が1番でなければ気が済まない

自信過剰な人は、自分が1番でなければ気が済みません。

相手を見下す発言や、ネガティブな言葉を相手にかけることで、「自分が優位に立っている」ことを確認しようとする人もいます。

自分が注目されたい

自信過剰な人は自己顕示欲が強いため、自分が最も注目されたいという思考をもっています。

そのため、人の話に割り込んだり、自分メインの話にすり替えたりしてしまうのです。

自分の弱いところを見られたくない

自信過剰な人は、自分の弱い部分を見られることを極端に嫌います。

自分に自信があるため、他人に下に見られたり、同情されることが許せないのです。

自分の意見を否定されたくない

自信過剰な人は、「自分の意見を否定される＝自分が格下である」というように穿った見方をすることが多いため、自分の意見を否定されることを嫌がるという特徴があります。

【態度編】自信過剰・ナルシストな人の特徴

自分の間違いを認めない

自信過剰な人が仕事でミスをした場合、素直に認めて謝罪することはほぼありません。

自分は優秀であると思い込んでいるため、その理想像が壊れるような現実は受け入れることができないのです。

そして、自分のミスを周りの人間や、環境のせいにするのが特徴です。

とにかく偉そうである

自信過剰な人は、自分の能力を過大評価しているという特徴があります。

そのため、周囲の人間の事を「自分より劣っている」と考え、横柄な態度で接するようになってしまうのです。

自己主張が激しすぎる

自己主張をすべき場面というのは必ず訪れるかと思いますが、自信過剰な人は、その自己主張が激しすぎる傾向があります。

自分の意見や考えは全て正しいと考えているため、主張が必ず通ると思っており、その意見によって周りが迷惑するということは頭にありません。

他の人への否定が多く、認めようとしない

自信過剰な人は、他の人が自分より優秀であることを認めたくありません。

そのため、他に優秀な人がいた場合、その人に否定的な事を言ったり、時として攻撃してしまうのです。

また、そういった人の功績や成功にはケチをつけたがりますが、逆に「自分の功績はしっかりと祝ってもらわないと不機嫌になる」という子供っぽい一面があります。

周りからの評価を過剰に気にする

自信過剰な人は、実は臆病であり、周りからの評価を過剰に気にするという特徴も持っています。

しかし、もしも自分の悪口などネガティブな情報を聞いてしまったとしても、その評価はスルーし、自分にとって都合のいい評価だけを拾うポジティブさも持っています。

これは評価だけの話ではなく、自分の意見に対しても同じことが言えます。

「自分の意見に否定的なものは聞く耳を持たない」という傾向があるんですね。

アドバイスしたがる

「普通の会話をしていたにも関わらず、いつの間にかアドバイスをされていた」なんて経験はありませんか？

自信過剰な人は頼られることが大好きなので、持論を展開し、アドバイスすることが多いという特徴があります。

しかし、中には本当にタメになるアドバイスもあるため、やっかいな人だと一蹴してしまうともったいない場合もあります。

【会話編】自信過剰・ナルシストな人の特徴

ここからは、会話の中で感じるナルシストな人の特徴を紹介していきます。

相手を見下す発言が多い

自信過剰な人は、自分が優れているということを認めさせたいあまり、自信過剰で横柄な態度をとってしまいます。

しかし実際には、自信過剰な人は称賛されるほどの実力が無いことが多く、周囲からは認めてもらえません。

そんな時、他人を見下したり、貶めることで相対的に自分の価値を優に見せようとすることがあるのです。

自慢話がやたらと多く、他人の話を聞かない

自信過剰な人は、「自分がいかに優れているのか」を周囲に理解してもらいたいと考えています。

実際に優れている人であれば、行動や能力が伴うため、称賛されることあるでしょう。

しかし、前述した通り、自信過剰な人は、実力や能力が伴っていないことが多いため、自慢話をすることで自分がいかに優れているかをアピールしてしまうのです。

また、自慢話をしている時間が大好きなので、そのためには他人に話を遮ることも全く意に介しません。

なので、自信過剰な人は、「他人の話を聞かない人」「自分の話ばかりしている人」だと思われていることも多いのです。

上から目線の命令口調である

自信過剰な人は、自分が優れており、周囲が劣っていると考えています。

そのため、上から目線の言葉になったり、命令口調になってしまったりするという特徴があります。

また、自分の都合しか考えていないため、相手の都合を考えずに話しかけてきり、「なんでこんなこともできないの？」というような、余計な発言をすることも多いです。

【男性編】自信過剰・ナルシストな人の特徴

口が上手く、自分の思い通りにさせようとする

自信過剰な人は、自分がいかに優れているかや自慢話をすることに慣れているので、口が上手いという特徴があります。

男性の場合、自信過剰な人には大体『自分は優秀である』という自負があるので、自分より弱いと思っている立場の人、すなわち女性や後輩には押しの強い言葉をかけます。

そのため、「いつの間にか口車に乗せられていた」なんてこともあるでしょう。

仕事ができると思い込んでおり、それを吹聴する

これは男性では最も多い自信過剰な人の特徴です。

実際に仕事ができる人も数多くいますが、自信過剰な人はそれを『自分で吹聴してしまう』のです。

本当に仕事ができる人であれば、周囲はそれを認識しており、自分から「僕は仕事ができます」なんて申告する必要はありませんよね。

しかし、自信過剰な割には実力が伴っておらず、周囲からの評価を得られないため、自分で吹聴するしかなくなってしまっているのです。

リーダー気取りである

自信過剰な男性は、特に任命された訳でもないのに、勝手にリーダーを気取ります。

本来、周囲の人間に認められ、自然とリーダーを任されるようになるのですが、このような人は自らリーダーに名乗りをあげてしまうようです。

また、自信過剰な男性は何故か女性を下に見ている場合が多いため、女性のリーダーを認めず、対抗意識を持っている傾向があります。

【女性編】自信過剰・ナルシストな人の特徴

美人であったり、容姿が優れている

人によるとは思いますが、女性は男性よりも容姿によって周囲の人間の態度が変わることを知っています。

初対面の時に美人な女性には引け目を感じたり、憧れの目で見てしまいますよね。

こういった周りの態度により、容姿の優れた女性はますます自信過剰になってしまうことがあります。

甘やかされて育っている

女性の場合、両親や周囲から溺愛されてきた人は自信過剰になっていることがあります。

特にお姫様のような扱いを受けてきた場合、家族以外にもそのような振る舞いをしてしまうため、注意が必要です。

活動的である・随一の特技がある

これまでに様々な活動を積極的に行ってきた女性や、なにか優れた特技を持っている女性は、自信過剰になってしまう場合があります。

特にスポーツ万能な場合、過去の成功体験を通じて自らに万能感を持っている可能性があり、それが態度にでてしまうことがあります。

自信過剰な人と上手に付き合う方法とは？

ここからは、自信過剰でナルシストな人との上手な付き合い方を解説していきます。

これまでの特徴に当てはまる人と付き合うのは大変ですが、ぜひこちらを参考にしてくださいね。

聞き流すようにする

自信過剰な人の自慢話や武勇伝を毎回真面目に聞いてしまうと疲れてしまいますよね。

その場合、真面目に聞くのはやめて、適当なタイミングで相槌を打つだけに留めておくといいでしょう。

また、話が長くなるようであれば、タイミングを見てその場を離れるのもいいですよ。

しかし、相手が気持ちよく話しているタイミングで離れてしまうと、機嫌を損ねる可能性があるので注意が必要です。

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適度に頼り、感謝を伝える

これまでにご紹介した通り、自信過剰・ナルシストな人は、頼られることが大好きであり、承認欲求も強いです。

そのため、適度に相手を頼り、仕事などをお願いしてみるといいでしょう。

多少面倒くさい内容であっても、喜んでやってくれる可能性が高いです。

これにより相手の承認欲求を満たすことができますし、感謝されないと相手は不機嫌になってしまう可能性がありますからね。

とりあえずは肯定し、批判しない

なぜ自信過剰な人は付き合いにくいと思われてしまうのでしょうか？

この方法は正面から向き合っているとは言えませんが、とりあえず表面上上手く付き合うだけであれば、相手の話を一旦は全て肯定するのが得策と言えます。

これにより、相手はあなたのことを敵だとは認識せず、攻撃されることはないでしょう。

しかし、もしも反論する必要があった場合には、一旦相手の話を肯定して受け入れたうえで第三者を引き合いに出しましょう。

具体的には

「このようにしている他社さんもあるようですが、、」

「お客様は違う考え方をしているようです」

などですね。

こうすることで、万が一機嫌を損ねたとしても、あなたが怒られるなんてことはないでしょう。

割り切って浅い関係に留めておく

自信過剰な人が家族であったり、四六時中一緒にいるような関係の人であると大変ですが、ほとんどの場合は会社の同僚であったり、他人ですよね。

相手の自信過剰さが改善される兆しが無いのであれば、赤の他人だと割り切って浅い付き合いに留めておくのがいいでしょう。

自信過剰・ナルシストを直すにはどうすればいい？

ナルシストは必ずしも悪いことではありません。

ポジティブに人生を過ごすうえでは、むしろいいことかもしれません。

しかし、これまでご紹介した通り、周りに迷惑をかけている可能性もあります。

話すより聴くことに注力する

ナルシストの人は、話を聞くよりも話すことが好きです。

相手の話をしっかりと聴くことで、意見や考え方を知ることができますし、気持ちの良い関係を築くことができるはずです。

ありのままの自分を受け入れる

自信過剰な人は、他人から認められたいという承認欲求が強く、愛されたいと考えています。

まずはその気持ちがあることを認めてください。

そのうえで、人から認められたい・愛されたいのであれば、自分の強さではなく、自分の弱さをさらけ出すことも重要であると理解してください。

弱い部分をさらけだすというのはなかなか難しいかもしれませんが、その方が楽に、リラックスして生活を送ることができますよ。

劣等感を克服する

ナルシストは、自分の中の劣等感が原因となっている可能性もあります。

何に劣等感を抱いているか自分と向き合う必要がありますが、その中で自分の優れている部分を見つけることもできます。

内面を見るようにする

ナルシストな人は、収入や外見・学歴などのスペックで相手を判断することが多いです。

そうではなく、その人の優しさや思いやりなど、内面の良いところを探してみましょう。

否定的な意見も受け入れるようにする

自信過剰でナルシストな人は、指摘を否定や批判と受け取ってしまうことが多いです。

指摘されたとしても、内容や結果に対してアドバイスしているのであって、あなた自身を否定しているわけではありません。

ナルシストな人はそこを混同して考えてしまうので、一度切り離して考えてみる必要があります。

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不要なプライドを持たない

ある程度のプライドを持つことは、自分に自信をもって生きるために必要な事です。

しかし、自信過剰と言われる人は、プライドが高すぎる傾向があります。

そのため、困った時や弱っている時に人を頼ることができなくなってはいませんか？

まずは自分を見つめ直し、過去の栄光にしがみついていることが原因のプライドがあるなら、ひとつずつ捨てることができるように心掛けてください。

周囲の人間を認める

もしもあなたが、自信過剰で人付き合いがうまくいかないという意識があるのであれば、周囲の人間を認めるようにしてください。

きっと、あなたは周囲の人間を認めることができず、なにか意見をされても受け入れることができないのではないでしょうか？

まずは周囲の意見を受け入れ、不機嫌にならずにしっかりと内容を吟味してください。

そういった行動を続ければ、次第に自己中心的な気持ちも変わっていくはずですよ。

人のいいところに目を向けてみる

ナルシストの人は、人と比べたり、人の粗探しをすることが癖になってしまっていることが多いです。

みんな違って当たり前であり、違うことこそがその人の個性であると気が付くことが大切です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

自信過剰な人は、自分でそれを理解していないことが多いため、性格を直すことは難しいかもしれません。

しかし、今回ご紹介した方法で上手に付き合う方法あります。

もし今回の記事で自分自身が自信過剰になってしまっていた場合、最後に紹介した意識を持ってみてください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。