あなたの会社は飲み会が多いですか?
僕の務める会社では飲み会が頻繁に開催されています。
そのたびに上司の自慢話を延々と聞かされたり、カラオケでの盛り上げ役をさせられたりと、うんざりしてしまいました。
「慰労のため」「懇親のため」などと大義名分を掲げてはいますが、実際は上司の為の社内接待ですよね。
気も休まらないし、仕事をしているようなものだよ
たしかに、飲み会の時間でも残業代が出れば社内接待のモチベーションも上がりますが、もちろん残業代はでません。
飲みにケーションは今や死語となり、統計的にも大多数の人は飲み会に参加したくないと考えているのに、なぜ飲み会は無くならないのでしょうか?
今回は、僕が実際に調査した上司の気持ちや、飲み会に参加するメリット・デメリットを踏まえた上で、上手な断り方を紹介します!
みんなはどう思っているのか気になるなあ
まずは、統計的にどのようなデータがあるのか紹介していくよ
会社の飲み会に行きたくない人は行かなくてもOK?強制の場合は?
会社の飲み会、みんなはどう思ってる?
他の人は飲み会についてどう思っているのでしょうか?
第一生命が全国の20〜59歳の会社員601名を対象に行った「 職場の人間関係に関するアンケート調査 」があります。
「会社の人と飲みに行きたいか」と尋ねたアンケートだよ
このアンケートの結果、以下の通り半数の人が飲み会に消極的だということが分かります。
飲みに行きたいと回答した人の割合が 42.5%(「行きたい」8.0%+「どちらかといえば行きたい」34.5%)で、行きたくないは、49.1%(「行きたくない」7.4%+「どちらかといえば行きたくない」41.7%)となり、ほぼ半々の回答となりました。
出典:第一生命『職場の人間関係に関するアンケート調査』~上司に年賀状を出す人は約半数。上司と飲みに行きたい人は4割強~ (dlri.co.jp)
半数もの人が飲み会に消極的なんだ!
ちなみに、なぜそんなに飲み会が嫌なのかな?
コロナやテレワークの推進もあり、今後はさらに加速しそうだよね。
次は飲み会に行きたくない理由や、参加するデメリットを解説していくよ
会社の飲み会が強制の場合は労働基準法違法?
会社の飲み会を強制にしている会社、実は結構あるんです。
僕の会社は強制で、「断った場合怒られたり、査定を下げられた」なんて話も聞くよ
労働基準法では「就業時間外の活動は、原則自由である」とされているよ
そのため、飲み会のような就業時間外の行動が査定に響いたり、強制させるようなルールは、違法なのです。
飲み会が契約上業務の内容に含まれていない場合や、残業代が支払われない業務外の飲み会の場合には、飲み会に労働者を強制的に参加させることは認められません。
たとえ企業が、飲み会の費用を全額負担していたとしても同様です。
飲み会に強制参加させると残業代が必要? 企業が知っておくべき注意点|企業法務コラム|顧問弁護士・企業法務ならベリーベスト法律事務所 (vbest.jp)
会社の飲み会に行きたくない理由とは?参加するデメリットも
僕が会社の飲み会に参加したくない理由は、「単純に面倒」であったり、「時間がもったい」などいろいろありますが、過去に飲み会の場で嫌な経験をしたから、というのも大きな理由です。
調査してみると、他にもさまざまな意見がありましたので、僕の実体験を交えて解説していきます。
- 時間がもったいない
- プライベートな時間を奪われる
- 時間だけでなく、お金も奪われる
- 新型コロナウイルスが怖い
- 家庭での印象が悪くなる
- 上司の接待が面倒くさい
- 酔った人の世話をしたくない
- わけのわからない説教をされることがある
- 結局、自慢話が多い
時間がもったいない
会社の飲み会は、意外にも拘束時間が長いですよね。
特に新入社員は先に帰りづらく、最後まで残らなければならない雰囲気があります。
僕も、上司の気が済むまで付き合わなければならず、何度も終電で帰れなかった経験があります。
その時間があれば好きなことをしてストレス発散したり、家でゆっくりと過ごしたいと考えてしまいますよね。
地獄の二次会もあるよね
二次会でカラオケに行き、上司のカラオケを永遠に聞かされるのが嫌だという意見もかなり多いね
プライベートな時間を奪われる
前述の【時間がもったいない】に通じますが、プライべーとな時間を奪われるのも、飲み会に消極的になる大きな理由のひとつです。
ライフワークバランスが叫ばれ、プライベートな時間を重要だと考える若者にとっては、これ以上ない迷惑ですよね。
終業後を趣味の時間に充てたり、友人・恋人・家族と過ごしたいと考えている方も多いと思いますが、上司は部下のそんな気持ちは考えていません。
上司は部下のプライベートな時間を奪っていることを自覚するべきだと、個人的には思います。
時間だけでなく、お金も奪われる
飲み会に参加すると、基本的にはお金がかかりますよね。
上司が全て奢ってくれる場合はお金はかかりませんが、2軒目・3軒目となると部下としても社交辞令として「ここは割り勘とさせてください」などということがあるかと思います。
僕は、参加したくない飲み会でお金を支払うのは正直嫌でしたが、割り勘の申し出をして自分も支払うということが多かったように感じます。
本当は払いたくないけど、全部奢ってもらって『図々しい』と思われたくないという心の葛藤があるわけですね。
1回に数千円かかるもんね。
気の進まない飲み会にお金を払いたくないよ…
お金を払って時間を無駄にし、ストレスを溜めるような飲み会に参加しているかと思うと、とてももったいない気がしますよね。
新型コロナウイルスが怖い
新型コロナウイルスの影響で飲食店やイベントへの規制が厳しくなりました。
会社でも、「〇人以上の飲み会は禁止」としているところが多かったのではないでしょうか。
しかし、会社によってはコロナを気にしていなかったり、一時的に減少した際に飲み会を開催するところもあります。
飲食店でのクラスターがいくつも確認されているのに、飲み会に参加するのは怖いですよね。
家庭での印象が悪くなる
家族がいる人は、頻繁に飲み会に行っていると、「飲みにばっかり行っていいご身分だね」などの嫌味を言われてしまうことがあります。
肩身が狭いです
そのため、飲み会があるたびに家族の機嫌を心配し、気を遣うため余計に疲れてしまうです。
上司の接待が面倒くさい
「会社の飲み会に参加したくない」と考えているのは、新人や部下が多いです。
飲み会中は上司の機嫌をとり、面白くもない話を延々と聞き、酒に酔って説教をされたりと、相当のストレスがたまりますよね。
「上司の接待が面倒」という理由は、かなり多かったよ
言われてみれば、飲み会を開催したがるのってだいたい上司だわ!
同じ話を繰り返す人の原因や対処法を以下の記事で紹介しているので、気になる人は参考にしてね
酔った人の世話をしたくない
飲み会に参加したら、酔った人の世話をしなければならない場面がありますよね。
特に若い人は、タクシーの手配や酔っ払った人の介抱など、やることが多くて大変です。
僕は昔、酔った上司をタクシーに乗せ、運転手に先にお金を渡しておいたのですが、本人はそのことを覚えていないためお金を返してもらえない、なんてことがありました。
上司なので、「お金返してください」とも言えず、もう諦めました…
他にも酔って怒り出した人の相手など、損することがおおいですよね。
わけのわからない説教をされることがある
お酒を飲む人にはいくつか酔い方がありますよね。
笑い上戸や泣き上戸などがありますが、中には酔ってくると突然怒り出す人がいます。
昔の話を思い出して怒ってきたり、なにを言っているのかは理解できないが、とりあえず怒っていることだけはわかる、、といった人まで。
僕の実体験ですが、突然脈絡なく怒られたことがありますが、その人は翌日には怒ったことを忘れており、翌日には何事もなかったかのように話しかけてきました。
周りの人曰く、その人は誰彼構わず怒鳴り散らし、翌日には忘れていることがほとんどだそうで、それを知っている人は飲み会では近づかないようにしているとのことでした。
それなら初めに教えてくれよ…
怒られた僕自身は嫌な体験をしたことを覚えているので、なんだかやるせなくなりました。
こういったことも飲み会の席では起こり得るので、危険を予測して回避する注意力が必要になります。
結局、自慢話が多い
飲み会とは結局、なんだかんだ大義名分を掲げても『上司の自慢・武勇伝を聞く場』だと考えています。
僕自身の実体験や周りの人の話を踏まえてみても『悩みを教えてほしいから』、『仕事のアドバイスをしたいから』といった理由で上司に誘われても、『俺の時は~』や、『昔は~』といった枕詞から、絶対に自慢話・武勇伝に繋げてきます。
それも、何度聞いたかわからないくらいの話を延々とするのです。
オチも一緒だし、気付けば会話のキャッチボールは毎回一緒になっているということも珍しくないのではないでしょうか。
自慢話としている時が楽しいという気持ちはわかりますが、部下のプライベートな時間を奪ってまで自分が気持ちよくなりたいというのはどうなんでしょうか。
なぜ飲み会はなくならないの?
行きたくない人が半数もいてデメリットも多いのに、なぜ飲み会はなくならないの?
それが気になるよね。
次に「なぜ飲み会がなくならないのか」を解説してくね。
ここまでで、半数の人が会社の飲み会に消極的だということがわかりましたよね。
では、なぜ飲み会はなくならないのでしょうか?
飲み会を開催する上司や会社側の大義名分としてはいくつかありますが、よく言われるのは以下のことですね。
- 円滑な人間関係を築くため
- 普段は聞くことのできない悩みを聞くため
- 仕事のアドバイスをするため
- 飲みにつれていくのが上司の義務と思っており、部下も飲みに行きたがっていると思っているため
あくまで建て前なので、実際には「ただ接待され、気持ちよくお酒を飲みたい」という上司も一定数いるよ
実際に上司にも聞いてみたのですが、上司は飲みにいくことで、本気で部下と仲が良くなれると思っています。
確かに、お酒の席ではプライベートな話もできますから、
「部下や上司の知らない一面を知った」
「こんなことに悩んでいるのか」
など、職場ではできない発見があるので、親睦が深まるのはわかりますし、実際に有意義な席になることもあるでしょう。
しかし、前提として半数が嫌々参加していることを上司は理解していません。
むしろ、喜んで参加していると思っています。
まあ、そうじゃなきゃ飲み会なんて開催しないよね
「飲み会に参加する時間があるなら、家族や友人・恋人と過ごす時間を大切にしたい」と考える人も多いですが、上司は部下のプライベートな時間を守るという意識がありません。
みなさんの上司はおじさん・おばさんと言われる年齢の方が多いかと思います。
言い方が悪いかもしれませんが、いわゆる「昭和」っぽい人が多く、飲みにケーションの絶頂期に働いていた彼らは部下と飲みにいくことが義務だと思い込んでしまっているんです。
時代は移り変わり、ライフワークバランスを重んじる今の若者世代とは価値観が違うんですね。
また、あなたが上司から「飲みに行くか」と誘われた時どのように答えていますか?
僕は、「嫌な顔をしたり、断ると上司の機嫌を損ねてしまうのではないか」「仕事の評価・査定に響いてしまうのではないか」という気持ちから、「ぜひ行かせてください!」というように、あたかも誘われるのもを待っていたかのような返事をしていました。
この社交辞令を上司は真に受けてしまう為、懲りずに部下を何度も誘ってしまうのです。
飲み会にメリットあるのか?
僕は飲み会には極力参加したくない人間です。
しかし、中にはいくつかのメリットがあると感じています。
メリットなんかないでしょ?
打算的な部分もあるけど、具体的には以下がメリットになるよ
- 人間関係が構築できる
- 上司に気に入られることができる
- 会社の裏話が聞けるかも
- 上司と仕事面での深い話ができる
人間関係が構築できる
会社の飲み会に参加すると、会社の人との人間関係を構築し、人脈を広げることができます。
社員同士の親睦が深まることで、能率的に業務をおこなえる可能性が高くなるんですね。
ただ、「飲みにケーション」が死語になったことからわかるように、この目的が達成できるような飲み会はあまり無いようです
上司に気に入られる
上司も人間ですから、自分の誘いを断らない部下を可愛がることは多く、結果的に査定に響くことがあります。
例えば、仕事にある程度慣れてきた人材であれば、飲み会なんかに参加せずとも仕事で上司に評価されることができますよね。
しかし、もしあなたが仕事ができず、評価されていない場合には飲み会に参加することで査定が良くなることがあるのが事実です。
就業時間外の飲み会への参加・不参加が給与に反映されるのは違法だって聞いたことがあるけど?
そうなんだよ。だけど、査定の際には「協調性」などのふんわりした項目で加減される可能性があるんだ
出世しやすくなる
前述の【上司に気に入られる】とも通じますが、飲み会に参加する人は出世しやすい傾向があります。
飲み会に参加するということは、自分のことを相手に知ってもらう機会を得ているため、上司も評価しやすくなるのです。
じゃあ飲み会には参加した方がいいのかなぁ
そうですね。出世意欲が高い人はなるべく参加した方がいいでしょう。
ただ、最近の多くの人は出世意欲が低下しているため、リンクして飲み会への参加率が悪くなっているのです。
他にも、転職する人が増えたというのも飲み会の不参加率を高めているよ。
ずっと働くつもりでなければ、飲み会に参加してまで深い人間関係を構築しなくてもいいからね。
僕自身も当初は出世意欲がありましたが、役職が高い人を見ていると家族との時間もなかなか取れていないため、次第に「出世しなくてもいいや」と考えてしまっています。
会社の裏話が聞けるかも
僕自身もそうでしたが、上司と飲み会にいくと、酔った上司から会社の裏話が聞けることがあります。
まだ公にはなっていない新部署の設立や社員が辞めた本当の理由、会社の違法まがいなことなどです。
こういった話は純粋に面白いですし、知らなかった会社のこと知ることができると、今後の身の振り方を考えるきっかけになります。
もし違法なことやパワハラがあったなど聞いた場合には、情報を集めたうえで早めに辞めることができますからね。
「自分が楽しく過ごす」ではなく「会社の実態を探る」という視点に変えれば、少しは楽しめるかもしれないよ
上司と仕事面で深い話ができる
あまりに話が熱くなると面倒ですが、普段はなかなかできない仕事に対する深い話ができます。
上司の本音の部分を知ることで、自分の仕事の進め方などを変え、査定アップにつなげることもできますね。
なるほどね~
そろそろ飲み会の断り方を教えて欲しいな
大変お待たせしました。
それでは断り方を解説していくよ
飲み会の上手な断り方とは
ここからは飲み会の上手な断り方について解説していきます。
僕自身が実践している方法から、世間で有効だと言われている方法まで紹介していきます。
最後に【NGな断り方】【敵を作らない断り方のコツ】も紹介しているから、目を通してみてね
飲み会の日程が決まっている場合には、会社を休んでしまうのもひとつの手だよ。
下の記事で【休む理由】を紹介しているよ。
当日誘われた場合の断り方
当日誘われた場合、断るのは比較的簡単です。
誘う側も、「既に予定が入っているかも」と考えながら誘ってきている場合が多いからですね。
- 先約・予定があることを伝える
- 体調不良を理由にする
- 仕事が終わらないと伝える
先約・予定があることを伝える
当日誘われた場合や、既に日程が決まっている場合に有効な方法です。
例えば、
友達とごはんに行く
病院の予約をしている
などの理由で大丈夫です。
ただ、「いつならいいの?」と言われた場合には逃げ道が無くなる場合があるため、万能な方法ではありません。
また、コツとしては声を掛けられた際に『一旦保留にしてスケジュールを確認すると言う』ことや、『その場でスケジュールを確認するフリをする』などをしてから断ると、予定があるという信憑性が増しますよ。
体調不良を理由にする
こちらは当日や直近の予定で誘われた場合に有効です。
お分かりかとは思いますが、1ヶ月先の予定には使用することができません。
また、ありがちな断り方ではある為、複数回使用すると怪しまれる可能性があります。
怪しむ時点で行きたくない気持ちを察してくれ
仕事が終わらないと伝える
「仕事が終わらない」
「今日中に終わらせなければならない仕事がある」
と伝えれば、ほとんどの人は納得してくれます。
しかし、同じ会社で働いている場合には実際に残業をしなければバレてしまいます。
相手が勤務記録を閲覧できる立場の人の場合には、さらに気を付けてください。
飲み会を断れても、定時で帰ることはできないので、あまりいい言い訳ではないかも
事前に誘われた場合
事前に誘われた場合、当日に誘われた場合よりも断る難易度は高まります。
人によっては、あなたの都合に合わせる場合もあるからです。
- お酒が飲めないことを伝える
- 先約・予定があることを伝える
- 家庭の事情を理由にする
- 金銭に余裕がないことを伝える
- 健康のためにお酒を控えていることにする
- コロナを理由にする
お酒が飲めないことを伝える
本当はお酒が飲める場合でも、会社の飲み会になるべく参加したくないと考えている場合には、「お酒が飲めない」と伝えましょう。
飲み会を断る理由には直結しませんが、飲み会を開催する人は、お酒が飲める人どうして行きたいものです。
今後、誘われる確率は格段に減るはずだよ
先約・予定があることを伝える
前述した通り、当日誘われた場合にも使えますが、こちらは事前に誘われた場合にも有効です。
注意点として、当日誘われた場合には小さな予定で回避できますが、事前に誘われた場合は大きめの予定である必要があります。
誘ってきた人に
「誘ったのにそんな予定を優先するのか?」
「その予定は別日にずらせるだろう」
と思われてしまうと、相手に不信感を抱かせてしまうため、上手な断り方ではなくなってしまいますよ。
なんて自己中心的な人なんだ
そこはサラリーマンとして諦めよう…
家庭の事情を理由にする
誘われた際に、「家庭の事情で行けそうにありません」と言えば、深くは詮索されず、スムーズに断ることができます。
『家庭の事情』と言うとデリケートなイメージがあるので、具体的な理由については上司も聞きにくいのでしょう。
もしも具体的な理由を聞いてくる人がいた場合には「家族の病院の送り迎え」や、「家族のケガ・病気の介護・看病」を理由にするといいでしょう。
こちらの方法を使用する際には『家族のけがや病気、病院への通院が長引きそうなので、しばらくは参加できそうありません』としておくと、しばらくの間は飲み会を回避できますから便利ですよ。
金銭に余裕がないことを伝える
多少親しい関係であれば、素直にお金がないと伝えることも効果的です。
または、『大きな出費の予定がある』ことを伝え、節約のために飲み会に参加できないと伝えましょう。
具体的には車検や保険の更新、引っ越し、家具の購入などがありますね。
私の上司の場合「おごってあげる」と言われそうなんだよな
その場合には行かざるを得なくなるから、万能な言い訳ではないね
健康のためにお酒を控えていることにする
「家族や医師にお酒を止められている」もしくは「自分自身で健康のためにお酒をやめている」ことにしましょう。
お酒を飲めないと分かっている部下をそれでも連れていく身勝手な上司はさすがに少ないです。
また、こちらの理由であれば長期的に断ることが可能ですよ。
しかし、全社的なの行事などどうしても参加しなければいけない飲み会の場合でも、お酒を控えなければいけません。もしお酒を飲んでしまえば、上司からすると「俺の誘った時には飲めないと言っていたのに、今日は飲んでるじゃないか」と良くは思われないでしょう。
その為、おすすめの方法ではありますが、諸刃の剣でもあることをご承知おきください。
コロナを理由にする
コロナ禍であれば、それを理由に飲み会を断るのは当然の権利と言えます。
しかし、中には「コロナ禍だから」という理由だけでは納得しない上司もいます。
そんな時には、『同居している家族や恋人が心配だから』や、同居していない場合には『家族の通院の送迎を頼まれており、感染させたくないから』等と自分の状況を説明する必要があります。
相手を不快にさせるNGな断り方
言い方や理由によっては相手を不快にさせてしまうことがあります。
こうしたことはなるべく避けたいですよね。
いくつか例を紹介しますので、こちらも併せて確認しておけばより安心です!
- ドタキャンする
- はっきりとした返事をしない
- 感謝を伝えない、申し訳無さそうにしない
ドタキャンする
これはあなたがプライベートで友人にされても嫌であり、マナーがなっていないと感じますよね。
会社の上司・部下という関係になればこういったマナーを守らない行為は余計に気を付ける必要があります。
また、最悪『社会人としてどうなのか』という話になり、あなたの評価が落ちかねません。
断る場合でも、返事はなるべく早め(誘われた翌日や、先の予定であれば1週間以内)にしておいたほうがいいでしょう。
はっきりとした返事をしない
『行きたくないけど、はっきりと断れない』という方の気持ちもわかりますが、だからといって返事を先延ばしにしないほうがいいでしょう。
上司としては、あなたに断られた場合他の人を探す、もしくは日程を変えるかしたいと考えているはずです。
その為、断るなら断るで早めに返事を貰いたいと考えています。
誘っている側としては、『行くのか行かないのかはっきりしない』という状態を最も嫌うというのを意識しておいてください。
感謝を伝えない・申し訳無さそうにしない
上司としては誘ったのに断られるのは気持ちのいいものではありません。
その為、断る際に
「お誘いいただきありがとうございます。」
「せっかくお誘いいただいたのに申し訳ございません。」
など、一言付け加えるといいでしょう。
そうすれば、上司としては「また誘ってやろう」という気持ちになり、角が立ちません。
もう誘われたくないんだけど
難しいところだよね。
その場合は先に紹介した【お酒が飲めないことを伝える】を使うといいよ
敵を作らない断り方のコツ
- 誘ってくれたことに感謝する
- 他の案を提案する
- 普段のコミュニケーションを大切にする
誘ってくれたことに感謝する
飲み会に誘われたら、思っていなくてもまずは感謝の気持ちを伝えましょう。
相手を気遣う感謝の言葉がなく、「行きません」だけだと、あなたの好感度が下がってしまいます。
例としては、以下のように伝えるといいでしょう。
お誘いいただきありがとうございます。
ぜひ参加したいのですが、その日は先約が入っておりまして…。
申し訳ございませんが、次の機会にお誘いいただきたいです。
他の案を提案する
飲み会には行きたくないけど、良好な人間関係は築きたいよ
そんな人には「飲み会以外の代替案を提案する」ことがオススメだよ
例えば、
「夜は時間がないので、ランチに行きませんか?」
「予定があって時間に制約があるため、最初の2時間だけでも参加したいです」
といった内容ですね。
代替案があれば、誘った人も「自分のことが嫌いなわけではないんだな」と納得してくれますよ。
普段のコミュニケーションを大切にする
「飲み会に行かない=付き合いの悪い人」となってしまうと損ですよね。
飲み会で上司に気に入られるというアドバンテージがない分、普段のコミュニケーションや仕事を頑張る必要があります。
そうすれば、例え飲み会に参加しなくても嫌われることはありませんし、困ったときにも周りの人が助けれくれるはずです。
どうしても飲み会に参加しなければならないときの過ごし方
今回ご紹介した断り方を駆使しても、どうしても参加しなければならない時があるかもしれません。
そんなときは、こちらの方法を実践することで、かなりのストレスを低減して過ごすことができますよ。
- 上役の人とは離れて座る・苦手な人とは離れる
- 飲み会の後に楽しみを作っておく
- 飲み会で言われたことは気にしない
上役の人とは離れて座る・苦手な人とは離れる
飲み会において大切なもの…それはやはり、席順でしょう!
行きたくない飲み会に参加したのに、「隣の席が苦手な上司だった」なんてことがありますよね。
僕の経験上、上司はだいたい自分の武勇伝を延々と話したり、説教してくるので、できるだけ離れて座ることが重要になります。
でも、上役の隣しか空いていないこともあるよ
乾杯をしてからしばらく時間が経つと、いろいろな人が上役にお酌をしたり、挨拶をしにきますよね。
このタイミングで、自分も席を立ち、気軽に話せる人のところや、静かな席に移動するといいでしょう。
飲み会に参加したことのある人ならわかると思いますが、初めに席が決まっていても、飲み会が進むにつれ、席なんか関係なくなりますよね。
なので、先に上役へのお酌を済ませておけば、もとの席に戻る必要がなくなるよ
この方法を使えば、苦手な人の隣になってしまった場合でも逃げることができます。
飲み会の後に楽しみを作っておく
飲み会に限った話ではありませんが、嫌なことの後に楽しみを作っておくことが、乗り切るコツだと思います。
飲み会が終わった後に同期だけで二次会をするのもいいですし、スイーツを買ったり、ゲームを買うことを楽しみにしてもいいでしょう。
そうすれば、憂鬱な飲み会も多少は前向きになりますし、飲み会の最中に嫌なことを言われたとしても、
「これが終わったら〇〇がある」
と、嫌な気持ちも晴れるでしょう。
飲み会で言われたことは気にしない
個人的にはこのマインドもかなり重要です。
飲み会では、お酒の力もあり気が大きくなる人がいます。
そのような人から、嫌なことを言われたり、場を盛り上げるためのネタにされていじられることもありますよね。
自分は嫌な気持ちになり、しばらく気にしてしまいますが、相手は翌日には覚えていないことがほとんどです。
嫌な気持ちを引きずるだけ損なんだね
そうなんです。
なので、飲み会で言われたことは気にせず、きれいさっぱり忘れてしまった方がいいでしょう。
ただし、人格を否定されるような酷いことがあり、どうしても許せない場合には上司や先輩に相談するといいでしょう。
「アルハラ」という言葉もあり、立派なハラスメントになるから、何かしらの対応をしてくれることが多いんだ
飲み会で怒られたり、普段から叱れらてツライ方は、以下の記事を参考にしてね
まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕はこれらの方法で飲み会を上手に断り、社内での人間関係も円滑に構築できています。
しかし、全ての飲み会を断るといつかは怪訝に思われてしまうので、どうしようもない時にはたまに参加することも必要になります。
その場合でも参加者等をみて、早く終わりそうな飲み会や仲のいい人が多い飲み会を狙うことでストレスを軽減させることができますよ!
人生において時間は有限です。
そのため、無駄な時間を使うくらいなら、勇気を持って断り、有意義な時間にしましょう!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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