カフェで仕事は迷惑?何時間までならOKなの?なぜカフェだと集中できるのか?【テレワーク】

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感染症対策として在宅勤務、テレワークを推し進めている企業も多いかと思います。

家だと仕事に集中できないのに、なぜかカフェだと仕事が捗る集中できるという方はカフェを利用することもありますよね。

カフェでは空調も整っており、美味しい飲み物を購入することができます。また、Wi-Fiも完備されているところが多いので、とても快適ですよね。

しかし、何時間くらいの利用が適切なのか?店側や他のお客さんからはどう思われているのか?など気になる方も多いかと思います。

このページではなぜカフェだと集中できるのか?店側・お客さん側のそれぞれの立場からどう思われているのか、どういった行為が迷惑だと言われるのか解説していきます。

しかし、これらはあくまでそれぞれ立場からの感想ですよね。それでは結論が出ませんから、法律的な観点から何時間までの利用が適切なのかも解説していきますよ!

カフェで仕事は迷惑?それでもカフェはおすすめ!

なぜカフェだと集中できるのか

カフェ 仕事

僕はこれまで家だと集中できない為にカフェを利用していましたが、なぜかカフェだと仕事が捗る・集中できるということに気づきました。

これらを調べてみると、ちゃんとした理由があったので、2つ紹介していきます。

適度な雑音が人の集中力を高める

アメリカの研究で、仕事や勉強などを行う際、適度な雑音(70dB)があった方が集中力が向上するという結果が発表されています。

『静かな空間のほうが集中できる』と考えてしまいがちですが、人間は常に無意識に何らかの音を探すという習性があります。その為、実は無音の空間では神経が過敏になってしまい、集中できなくなってしまうと言われています。

カフェではBGMや人の話し声、コーヒーを淹れる音や陶器の触れ合う音などが、人間が集中しやすい適度な雑音を作り出しているものと考えられますね。

dB(デシベル)について少し解説しますが、音の大きさを数値化したものになります。

一般的に、70dB前後は以下で例えられます。

60dB:普通の会話・静かな乗用車

70dB:掃除機・騒がしい事務所

80dB:鉄道の路線脇、飛行機の機内

社会的促進が生まれている

社会的促進とは、作業をしている際にそばに他者がいることで、その作業の成績や効率が高まる現象です。

店員さんや他のお客さんがいると、「邪魔だな」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、実は作業の手助けになっているんです。

カフェで仕事をするのは迷惑なのか?

店側からの意見

店側からしたメリット、デメリットは下記の通りです。メリットはほぼ無いに等しいくらいですが、店側からした本音はこちらなのです。

メリット

普段から客が少ない店舗の場合、人がいるだけで見栄えが良くなる

スタバやドトール・コメダ珈琲など、大手チェーン店の場合は普段から混んでいることが多いので、こちらには該当しません。

稀に『いつも客が入っていない店』があり、『あまり人がいないということは美味しくないのかな?』や、『寂しい店だな』などとマイナスのイメージを持たれている場合には、例え1杯のコーヒーで何時間も居座り利益に繋がらない人がいたとしても、賑やかに見え、見栄えは良くなるためメリットとなることもあるでしょう。

デメリット

コーヒー1杯だけで2~3時間も居座られると、商売にならない

コーヒー1杯は500円程度ですよね。その単価で何時間も居座られてしまうと、店側として必要な客単価には遠く及びませんし、回転率も悪くなります。

お店では客が注文しない間も、光熱費や人件費がかかっているのですから、当然と言えば当然ですね。

『他の客もいるんだからいいじゃないか』と思ってしまいますが、あなた自身がカフェの経営者だとして全ての客が500円で何時間も居座ってしまった場合を考えると、ゾッとしませんか?

しかし、これ以上に商売が成り立たなくなる理由があるので、次で説明します!

新規の客が入れなくなり、機会損失となる

こちらが一番のデメリットになります。

機会損失とは、利益を得られはずの機会を失ってしまうことです。

例えばあなたが500円のコーヒーで何時間も居座っていた時、席は満席になりました。しかし誰も帰らないので、次のお客様は入店することができません。

その入店できなかったお客様がドリンクと食事をする場合、2,500円ほど売り上げがあがりますよね?

しかし、あなたが500円で居座っている為にその売り上げは実現しないということになってしまいます。

こうなると回転率も悪くなってしまうので、売り上げが落ちてしまい、経営に影響を与えてしまうことになりますね。

仕事の電話内容や話し方、声の大きさ次第では、カフェの雰囲気を壊されてしまう

カフェは落ちついてリラックスできる空間を提供する場所であることが多いですよね。

しかし、仕事の電話で話し方がきつかったり、声がやたら大きいとリラックスできる空間を壊してしまいます。また、最近では部下への説教や、悪徳ビジネス(ねずみ講への勧誘など)をカフェで行う人もいます。

こういったことになると、店側からすると迷惑でしかありませんよね。

他のお客さんからの意見

カフェ 迷惑

こちらも割と否定的な意見が多かったですね、多かったのは以下になります。

  • カフェの利用形態は自由なのだから、他の客に迷惑にならなければいいのではないか
  • キーボードをカタカタする音がうるさい
  • 電話の声や商談の声がうるさい
  • 混んでいるときに仕事をしている人がいると自分が座れない為邪魔である
  • 隣の空いている席に荷物をおいている人がいる
  • コーヒーを飲みながら仕事をしている自分に酔っているんじゃないか

一部肯定的な意見もありましたが、否定的な意見が多かったです。

確かに、自分が迷惑を掛けられたり、長時間居座る客のせいで待たされればいい気持ちはしませんよね。

最後のは言い過ぎだと思いますが、このように感じている方もいるんですね。ちょっとノマドワーカーに対する当たりが強いように感じます。

しかし、こういった意見をいくら並べても結論は出ません。なので次に法律的な観点から結論をだしていきますよ!

法律的な観点では何時間までの利用はOK?

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結論から申し上げますと、法律的にはカフェには何時間でも居ていいことになっています。

賛否両論の法律ですが、実はコーヒーなどの商品にはその店舗内の席を使用する代金も含まれており、閉店までは何時間でも店舗を使用する権利が与えられています。

そうすると、テイクアウトでも商品代が同じ店が多いですが、不公平にはならないのか、、などとも感じますが、法律的にはこのようになっているようです。

入店時に『利用可能時間は〇時間まで』というように求められている場合はこの限りではありません。

また、商品を1つも購入していない、迷惑行為を働いたなどの場合にも該当しませんよ。

長時間の利用により、退店を求められた場合

法律的には何時間でも居ていいと言われても、長時間利用していると「次のお客様がお待ちですので、お席をお譲りしていただけませんでしょうか?」と店員さんから言われることもありますよね。

こういった場合、すぐに退店するのがスマートな対応ですが、なんとこちらも法律的には退店する義務は無いんです。

代金の支払いをした際に既にこの店舗の席を何時間でも使用していいという契約が成立していますから、こういったお願いに従う義務はありません。

なぜカフェでは〇分のみ利用可などと明言しないのか

前述した通り、入店時に利用可能時間を指定してしまえば、それ以上は客も長居できません。そうすれば回転率も上がるし、何時間も居座られることはありませんよね。

しかし、なぜ明言していない店舗が多いのでしょうか?その理由は単純で『他のお客様からの心証が悪くなるから』ということだそうです。

確かに、リラックスした空間を求めている人からすれば、そのように時間をきっちり決められてしまうと、なんだか落ち着きませんよね。

お店側は長居する客には帰ってほしいけど、他のお客様からの心証は悪くしたくないというジレンマに苦しんでいるのかもしません

良識のあるカフェの利用

法律的な観点からは利用時間に制限はありませんが、それではスマートな大人の対応とは言えませんよね。

では、どのようにカフェを利用すればいいのでしょうか?

カフェを長時間利用する人への否定的な意見を踏まえると、下記に注意して利用すればいいということになります。

  • 混んできたら長時間の利用は控える(空いている時は利用していい)
  • キーボードをタイプする音が小さくなるように気を遣う
  • 会話・電話の声は小声で
  • コーヒー1杯で何時間も粘らない
  • 隣の席が空いていたとしても、荷物を置かない
混んでいたら長時間の利用は控える(空いている時は利用していい)

空いている時には店側からしても見栄えが良くなるため、何時間でも利用していいでしょう。

しかし、混んできたら退店するのが店側・他のお客さんに配慮した理想的な対応だと言えます。

また、『混んでいてお店に入れない人』が発生する前(席の8割が埋まるくらい)に退店すれば、お店側も次のお客様を待たせることなく事前に席の片づけをすることができます

他のお客さんからしても、2割程度の席が空いていればある程度席を選ぶことができますよね。

このようにお店側・お客様側の両方に配慮した対応ができればスマートです。

キーボードをタイプする音が小さくなるように気を遣う

普通にキーボードを使用していればうるさくはないと思うので、他のお客さんがうるさいと思うのは、エンターキーなどを無駄に「ターンッ!!!」と響かせている人に対してではないでしょうか。社内でもたまにこういう人がいますよね笑

ですので、こういった行為はせず、普段のキーボードのタイピングよりも多少優しくタイプすることを意識すればいいと思いますよ。

会話・電話の声は小声で

会話や電話の声はだんだん大きくなってしまいがちですよね。

カフェは多少ざわざわしているくらいが普通ですし、既にご紹介した通りそれが集中力アップに繋がっています。ですので、少し小さめの声にすることを意識する程度で解決します。

問題は社外の方との『商談』ですね。電話で小声でのやり取りだと意思疎通がうまくいかず、勘違いから大きな問題になってしまうと困りますし、対面だと相槌がオーバーになったり、「小声でお願いします」とは言いづらいですもんね。

これらを踏まえると、残念ながら商談』に限ってはカフェの外に出て行い、店舗内で行うことは極力避けるしかなさそうです。

コーヒー1杯で何時間も粘らない

店側からすると客単価が下がってしまうので、コーヒーを飲み終わってある程度時間が経ったら、もう1杯なにか頼むようにするといいでしょう。

一概に何分間に1杯とは言えませんが、僕の場合は入店時にドリンクとフードを頼み、ドリンクを飲み終わったら10分後くらいにはまた1杯頼むようにしています。

ドリンク1杯を飲み終えるのに有する時間は個人差がありますが、平均的にはカフェの滞在時間は1時間前後と言われているので、1時間に1杯頼むくらいのペースでいいでしょう。

隣の席が空いていたとしても、荷物を置かない

これは店内が空いている時にやってしまう方が多いですが、意外に他のお客さんや店員さんに見られており『マナーの悪い客だな』と思われてしますよ。

荷物は地面に置くか、自分の席や椅子に掛けるようにしましょう。それで狭くなってしまっても、我慢するのが大人です。もし耐えられないようであれば、店員さんに許可をもらうか、他の席・店に移るようにしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ノマドワーカーの方はガッカリするような意見が多かったかもしれませんが、どんなことが迷惑に思われているか理解できたかと思います。

こういったことに注意すればカフェでの仕事も可能ですから、ぜひご留意いただければと思います。

僕自身もカフェで仕事をすることが多いですが、実際にこれらを実践していますから、一緒に頑張りましょう!

また、おすすめのテレワークできる場所については以下サイトにて紹介しておりますので、是非ご参考にしてくださね。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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