テレワークや在宅勤務のサボりがバレる原因とは?システム管理者目線で解説!
テレワーク中のサボりってバレるのかな?
2018年の働き方改革等関連法や新型コロナウイルスの影響から、急速にテレワークが普及しましたね。
あなたの会社では、テレワークの環境整備が進んでいますか?
出社義務がない会社は少ないかもしれませんが、「週に3日はテレワーク」としている企業は多いのではないでしょうか。
ただ、みなさんが気になるのは、テレワークや在宅勤務中に、サボっているのがバレるのか、ということですよね。
システム管理者であり、テレワークシステムの構築をおこなった私が、テレワークのサボりがバレる原因と、適度にサボってもバレない方法を解説していきます。
テレワークのメリットやデメリットは下の記事で解説しているよ。
テレワーク・在宅勤務でサボりがバレる原因とは?
- チャットやグループウェアのオンライン状況
- チャットでの雑談
- 会社のPCでネットを閲覧する
- オンライン会議の画面共有
- 電話した時の周りの音
チャットやグループウェアのオンライン状況
チャットやグループウェアには、オンライン状況が分かるものがあります。
主に、TeamsやSlackが代表的ですね。
使用しているソフトウェアによりますが、PCを操作していないと表示が「オフライン」や「離席」になってしまうのです。
PCでの作業がメインなのに、長い時間「離席」になっていたらおかしいもんね
チャットでの雑談
チャットで鍵付きの部屋を作成し、仲の良い同僚とチャットでやり取りをおこなったことはありますか?
実は、鍵付きの部屋であっても、システム担当はチャットの内容を閲覧することができます。
会社で導入されたチャットツールなどで、上司の悪口やサボっていることなどを話していると、システム担当にバレてしまうんだ
会社のPCでネットを閲覧する
業務に関係のあるサイトなら問題ありませんが、変なサイトを見ていたり、ネットサーフィンしている場合、会社にバレてしまうことがあります。
僕の会社でも、会社で支給したPCの検索履歴などはすべてシステムログに残るようになっていますよ。
検索履歴や閲覧履歴を消去しても、サーバにデータが残るから意味がないんだ
オンライン会議の画面共有
僕の会社でも、オンライン会議中にサボっていたことがバレてしまった社員がいました。
もちろん、オンライン会議中は仕事をしていることになりますが、業務と関係のないWebサイトを画面共有で表示させてしまったんです。
「会議前に何をしてたんだ」と言われてしまうよね
そんな失敗はしないと思うかもしれませんが、画面共有には画面全体の共有や特定のウィンドウの共有など、何種類かありますよね。
誤ったボタンをクリックしてしまうと、このようなことになる可能性があるのです。
電話した時の周りの音
電話がかかってきたときの、周りの音でサボりがバレてしまうこともあります。
例えば、テレビの音が聞こえてしまったり、外出時にはお店のアナウンスや信号機の音が聞こえてしまうなどですね。
電話にでなければいいのでは?
一時的に電話にでないことは可能です。
「トイレに行っていた」などの言い訳ができますからね。
しかし、数十分電話に出れないと怪しまれてしまうため、例え外出中であっても折り返し電話をかける必要があります。
数分の間に周囲の音がしないところに移動するようにしましょう。
システム管理者がサボりを監視する方法
システム管理者から見たサボりがバレる原因は、パソコンの操作履歴を管理するシステム構築がされているかどうかです。
一般的にこういった機能のあるソフトウェアは資産管理ソフトとも呼ばれる場合があります。
リアルタイムでOA機器(パソコン等)の資産情報を把握できるからですね。
僕の会社でもこういったソフトウェアを導入しているため、テレワーク中であっても仕事をさぼっていたかどうかはすぐにわかってしまいます。
筆者の会社では、秒単位でログを取得しています。
PCの起動からソフトの起動、Webの閲覧など、ほぼすべての操作履歴が保存されているんだ。
また、その他にも以下の方法で勤務状況を監視している企業もあります。
- ログイン・ログオフ時間での勤務時間の監視
- マウスに動きがあるかを監視している
監視ソフトウェアが導入されているか、判断する方法とは?
管理するソフトウェアを導入しているかどうかってわかるの?
グループウェアなど、Web上での動作は履歴が残ると思った方がいいよ。
専用の監視ソフトの有無は、以下の方法でわかる可能性があるんだ。
・ソフトウェア販売会社からの電話・郵便物
・パソコンのスタートアップ項目を確認する
ソフトウェア販売会社からの電話・郵便物
ソフトウェア会社からは必ずなにかしらの郵便物や電話があります。
こういったソフトウェアを使用するには保守契約を締結していることが多いですから、保守契約書や請求書が郵送で届きます。
また、こちらからの問い合わせへの回答や、不具合等の緊急連絡時に電話が入ることもあります。
もしあなたが郵便物や、システム管理者への電話の引継ぎをした場合、社名をネットで調べてみるのも1つの手でしょう。
パソコンのスタートアップ項目を確認する
資産管理ソフトでは、パソコンの起動時にデータを吸い上げ、サーバへ送るケースも多くスタートアップ項目に組み込まれていることがあります。
スタートアップ項目とは、パソコンが起動するタイミングで同時にソフトウェアもバックグラウンドで立ち上がるというものです。
スタートアップの見方は以下の通りだよ。
タスクバーで右クリック⇒タスクマネージャー⇒スタートアップ
こちらのリスト内に見たことのないものがあれば、それをネットで検索してみてください。
そこで資産管理のソフトや企業がヒットした場合、監視されているものと考えた方がいいでしょう。
監視ソフトが入っている場合、どの程度の監視がされているのか
先に簡単に説明しましたが、PC上のほぼすべての動作がログとして残ります。
PCの起動からソフトウェアの起動、Webの閲覧履歴等、秒単位で記録されています。
例えオフラインで使用したとしても、次にネットワークに接続したタイミングで、オフライン中の作業もすべてログがサーバに送信さるよ。
極端な話、僕の会社ではすべてのPC画面をリアルタイムで閲覧することができます。
それも、こちらがディスプレイを閲覧していることは、相手にはわかりません。
そのため、このようなソフトウェアが導入されている場合、「上司が後ろで見ている」くらいの感覚を持った方がいいでしょう。
ただ、リアルタイムで画面をみている企業は、人件費の問題もあり滅多にないです。
そのため、後日ログを確認するという企業が多いですが、このログも大量すぎて1日分見るだけでも相当疲れてしまいます。
ですから、なにか問題が起こった場合や、怪しい人物の監視をするだけで、日常的にチェックはしていません。
監視されているとしてもサボりたい!システム管理者からのリアルな声
前述の通り、ログの履歴はほぼすべてが保存されてしまいますが、量はとんでもなく多くなります。
ですので、1つずつログを確認していくことは不可能ですよね。
つまり、ページ移動やExcelの保存だけでもいいので、なにかしら操作を数分おきにしておくというのが最高のカモフラージュになります。
僕からするとパッと見て操作履歴が5~10分以内に継続して存在すれば、考えながら作業をしているんだと感じるか、問題なしとしてスルーします。
ですので、1時間も操作履歴がなかったり、サボろうと思ってパソコンの電源を切ってしまうとすぐにばれてしまうので、それは絶対にやめてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
テレワーク中に何時間もサボるのは危険だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
テレワークの監視やサボる方法についても、システム管理者しか知りえない情報もございますので、あなたの参考になれば幸いです。
それでは、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
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