なぜ洋式トイレの便座は本体と分かれているのか?
洋式トイレを使っていてふと思ったんですが、便座と本体が一体化していれば、わざわざ便座の裏を掃除しなくていいのに、、と思いませんか?
掃除したことがある人ならわかるかと思いますが、便器より、便座の裏の掃除がもっともめんどくさいですよね、、
そこで今回は、なぜ便座が独立しているかと調べてみました!
本記事では、便座が分かれている理由と、その歴史的背景、さらに掃除を楽にする方法まで徹底解説します。
1. 便座が分かれている主な理由
1-1. 公衆トイレの衛生面を考慮したデザイン
便座がU字型になっていたり、本体と分かれているのは、公衆トイレの衛生面を考えた結果です。特に海外では「オープンフロント便座」と呼ばれるデザインが一般的で、これは以下の理由から採用されています。
- 接触面を減らし、感染リスクを下げる
- 男性が立って用を足す際に便座に尿がかかりにくい
- トイレットペーパーを使いやすい、または清潔に拭きやすい
アメリカの公衆衛生協会(IAPMO)では、1955年から「公衆トイレの便座は前方が開いたデザインにするべき」との基準を設けています。
1-2. 交換・修理のコストを削減するため
家庭用トイレでは、便座が壊れた場合に本体ごと交換するとコストが高くつきます。
そのため、便座だけを取り替えられるように設計されているのです。
また、便座は温水洗浄便座(ウォシュレット)などの後付け製品とも互換性を持たせるため、独立したパーツになっています。
1-3. 便座の安定性を確保するため
一体型便座よりも、独立した便座のほうが安定感があり、長時間座っても負担がかかりにくいと言われています。特に、座ったときのフィット感や体重の分散を考慮した結果、現在のデザインが主流になっています。
2. 便座の隙間掃除を楽にする方法
便座が分かれているせいで、どうしても隙間に汚れが溜まりやすいのが悩みの種です。
そこで、掃除を楽にする方法をいくつか紹介します。
2-1. 定期的に便座を取り外して掃除する
全く知らなかったのですが、多くの便座は簡単に取り外せる設計になっています。
1ヶ月に1回程度、便座を外して丸洗いすると、隙間の汚れが蓄積しにくくなります。
2-2. 隙間を埋める「便座シール」を活用する
便座と本体の隙間を埋める専用のシールが販売されています。これを貼ることで、汚れの侵入を防ぎ、掃除の頻度を減らせます。
2-3. 除菌スプレーやアルコールシートでこまめに拭く
毎日の掃除が面倒な場合は、除菌スプレーやアルコールシートでこまめに拭く習慣をつけましょう。汚れがこびりつく前に対処するのがポイントです。
まとめ
洋式トイレの便座が本体と分かれているのには、衛生面の配慮やコスト削減、安定性の向上といった理由がありました。とはいえ、隙間の掃除は手間がかかるもの。定期的な清掃や専用アイテムを活用することで、より快適にトイレを使えるようになります。
ぜひ、今回紹介した掃除のコツを試してみてください!
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